~備えあれば憂いなし・臨機応変に柔軟にかつ,強かに~
今日、4月25日の大阪は昨年の同じ頃と比べると少し肌寒さを感じる季候です。
さて、来週末あたりから日本ではゴールデンウィークとなりますが、先生方は何もかもが通年とは異なる環境の中、ご尽力されていることかと思います。
ゴールデンウィーク明けから世の中が正常化するのか?
の有無に関わらず先生のクリニックは今後も繁栄存続させ続けなければなりません。
今後も院長先生のクリニックを繁栄させるためにすべきことは・・・
① クリニック内の衛生管理(器具、ユニット周りの滅菌管理はもち ろんですが院内全域 の空間の除菌管理)をブラッシュアップしておく。
これは今後もずっと継続していかなければなりません。(体内的にも対外的のためにも)
② クリニック内の衛生管理、空間除菌、スタッフの健康管理の方法を院内待合室のモニター、Webページなどを活用し広報しておく。
これも今後もずっと継続していかなければなりません。(対外的のためにも)
③ 当面、あと1ヶ月程度はスタッフの勤務時間や日数等 雇用調整が必要かと思いますので柔軟に不公平感のないようシフトをひいてください。
特に複数の勤務医を雇用しているクリニックにおいては、かなり固定費が重くのしかかってきますので勤務医としっかりと話しをして調整を行ってください。
ここで危険なのは慌てて、一方的に勤務調整や契約解除をしないこと。(元々、不要な人物でしたら絶好のチャンスですが・・・)
まだ、しばらくは患者さんは元のように戻ってきませんので、雇用の調整はゆっくりでもできます。
とにかく様子を見ながらスタッフと話し合い調整してください。
また、雇用調整助成金に関しては、あまりあてにするのは危険です。
採択されない場合も想定して雇用の調整は行ってください。
また、勤務医に関しては雇用調整助成金では到底賄えず足が出てしまいますので勤務日数を減らしてもらう等の話し合いを行ってください。
④ さて、おそらくあと2か月もすれば今度は急患が増えると予想されます。
その際を想定して今は雇用を上手く調整してください。
今慌てて無理な調整を行うと後々うまく廻らなくなります。
今は逆に全従業員の信頼感を上手くコントロールできるチャンスと捉えて、現実を直視し軽微な雇用調整を行ってください。
おそらく大抵のクリニックは少々のことがあっても3~4か月は十分に凌ぐだけの体力はあるでしょうから、とにかく慌てて大胆な雇用調整をすることは避けてください。
⑤ 私感としては、あと1月もすれば 歯科医院の場合、今度は急患がかなり増えると思っています。もちろん今までが、きちんとしたクリニック作りをしていれば徐々にメンテナンス患者も戻ってくるでしょう。その際に全従業員に意図と説明がしっかりしていない雇用調整を行うと、リコール患者が戻り急患が増えた場合の対応が出来なくなりますのでその準備はしっかりとしておくようにしてください。
⑥ さて、ここからが本題です。
1つ目は今後もインフルエンザを含めた季節性の流行疾患はなくなりません。
なので、これからも未来永劫、院内全域のウィルス空間対策と衛生管理は徹底してください。これはクリニックの強みとなります。
また、栄養学や免疫学等を取り入れ、統合的な観点からクリニックを運営するのも良いかと思います。これも独自性として最強の強みとなります。
2つ目はこの機会にスタッフをしっかりと見極めてください。平時はなんの問題も人間なんてありませんが、非常時には本性が見えますので先を考え、院長先生の判断で人材の編成を行う絶好の機会かとも思います。
3つ目ですが、かなり先週あたりから 歯科医師、歯科衛生士に転職者の応募が目立ってきました。おそらくあと2月もすればかなりの雇用調整された者や、勤務していたクリニックに見切りをつけた者が求職に動き出すと思います。
これに関しても次の展開を検討しているクリニックに関しては絶好の機会かと思いますので、そのあたりのタイミングを計り準備をしておいても無駄にはならないでしょう。
いずれにしても、さらにあと1か月間 経済の動きを止めるなど到底不可能です。
また、社会的なフラストレーションからしても、到底不可能でしょう。
どのような形であれ、ウィルスと共存しながら経済を動かすしかないのは明白です。
今現在、自粛要請の元 引きこもって喜んでいるのは、この事態においても会社から給与を変わりなく貰えて家で居るのが楽なバカばかりですから・・・。
まあ、自分の会社だけは潰れないと思い込んでいるバカ会社員といったところでしょうか・・・