経営とはセンス、センスとは人間力

まあとにかくバカでアホなマスゴミによって世の中は新コロネタ一色になってますが先生方のクリニックはいかがでしょうか?

私が経営管理を務めている大阪のクリニックもかなり数字が落ちてきましたよ。
このクリニックは開院6年目で個人開業後1年半で医療法人化し、今年の3月までの数字は・・・・直近年ベースでいくと

年間売上がおよそ1億6000万ぐらいです。
保険3割:自費7割 ぐらいの構成です。特筆すべきは物販売上が1月あたり200~300万ほどあります(帳簿上はもう雑収入ではなく「物販」として成り立たせています)
物販の売上が年間3000万ほどあるということになります。

このクリニックが、4月14日あたりから新コロの影響がかなりでてきました。
4月の売上は金額ベースでいくと単月前年比で25%ダウンです。

中身はというと・・・・

① メンテナンス患者が激減しました
② 新患の飛び込み患者が増えました
③ 全体の患者数としては1日あたり20~30%ほど減りました

こんな感じでしょうか・・・

さて、経営管理サイドとしては最悪を想定しながらの運営ということになりますので

① 既存のメンテナンス患者が今後半年で帰ってきても60%止まりと考え
(新コロの影響で上客の会社経営者や自営業者が経済的にダメージがある)

② 宝の山である患者リストを使用して積極的に攻めることもできず
(今あまりやってもイメージ悪く、また困ってるように見えるから)

③ 新コロ影響が1年続くことを想定して、国金、取引銀行 両方から金利0で
元金返済据置2年~3年の現金確保(ある程度ジャブジャブに・・・)

④ 雇用調整で地味に固定費削減&助成金申請の顧問社労士への指示
また元々、価値観の違う従業員は絶好のチャンスなので退場させる

⑤ 従来の経営スタイルを見直し、超斬新にあらゆる角度から経営刷新する

⑥ 9月頃に新しいスタイルのクリニック広報を一気に仕掛けて経営を立て直す。
といった感じで、私は号令をかけ仕事を進めています。

今後の社会は・・・・・・

① 学校、塾や会社も含め かなりの部分がオンラインを活用することになる

② ビジネスを行う立場からすると、マーケットは地域を超えて大きくなり
また固定費かなり抑えられる

③ 会社側からすると、労働に対する評価は「成果」のみとなるため、わざわざバカを
雇用するよりは、従業員なんだけど従業員でないようなB toB的な社員?を使うような形になる

④ 正規も非正規も派遣もへったくれもないような実力(金儲けをしてくれる)主義となる。もっともだったらなんで社員になるのか不思議なのだが・・・
フランチャイズ社員みたいな感じ?

⑤ より労働者(今、在宅勤務で気楽なバカ共)は、超厳しい時代へと突入でしょう。

歯科においては、アホな歯科医師とバカな衛生士は就職難となり退場するでしょう。
幸い受け皿があったとしても、その受け皿はどうにもならない歯科医院ばかりで転職を繰り返す羽目になるでしょう。

さて、本題です。

圧倒的な「クオリティー」をもってしか今後は勝ち抜けません。
分院展開をイケイケどんどん でやっていた医療法人も今は様子見と次を模索中でしょうが、本院の院長(経営者)クラスを分院にも据えないと、まずスタッフ教育含めて最強のクリニックになる価値観を共有できませんから慎重にならざるを得ません。

分院展開に関しては不動産業的な展開は当面はリスクが高すぎます。
つまりは今後、分院を任せる対象の人間的、経営的なクオリティーは相当高い人物しか不可能だということです。

本院に関しての「クオリティー」も今までの歯科の枠を超えたものとなります。

ここでは言えませんが、
診療に関する陣頭指揮をとるのは、当然院長先生の最も大事な仕事ですが、経営トップが院長先生では勝ち抜けません。

なぜなら・・・・

院長先生は社会人として、歯科医師としての仕事しか知らないからです。

発想と創造、さらに具体化させるまでの全プロセスを院長先生が陣頭指揮をとることは超不可能です。

新コロで分かったように自分の城は自分で守るしかないんです。

非常時にはありとあらゆる事柄を同時並行で天秤にかけながら判断して、次のチャンスに備えなければいけません。
非常時に最強の医院作りをしなければなりません。

「歯科医師」という国家資格が新しいチャンスの邪魔をするんです。

なので・・・・

「歯科医師」という国家資格を最大限に活用し、クリニックという箱を今までの概念を超えて新しい取り組みを創り上げる「経営者」が必要なんです。

さあ、居ますか?院長先生の最強の側近は?